親孝行とは
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少し重たい内容になるかもしれませんが
思うことがあったので書いてみようと思います。
「親孝行とは何か」
夏に私の友人のお母様の入院先の病院でフォトウェディングをしたのですが
先日、そのお母様の訃報を聞いて
葬儀に参列させていただきました。
病院でのフォトウェディングの記事はこちら
http://bg-bridal.com/post-1183/
8月の上旬に、医師から盆を迎えられるかわからないと言われ
そこから覚悟を決めた娘。
旅立たれたのはフォトウェディングから2ヶ月弱のことでした。
私は何があってもお母様の葬儀には参列したいと思っていたので
友人にも何かあれば連絡をお願いしていました。
葬儀当日
葬儀場に着いてびっくり。
参列者はご親族と、ご親族以外は私だけでした。
本当はご親族のみの予定だったのでしょうが
是非私にも見送ってほしいとのお心遣いでした。
受付にはフォトウェディングのデータをプリントアウトした写真がたくさん並べてあり
祭壇のお花はまるでウェディングの装花のようでした。
花が大好きなお母様。
たくさんの綺麗なお花と、たくさんの娘の写真、
娘がお母様のために手作りしたパジャマを棺に入れたいと。
撮影以来に会う友人。
表情は笑顔でした。
「お母さんの為にやれることは全部やった。後悔はない。」
衝撃的な言葉でした。
友人からすると、
余命を宣告された時から想像よりも長く一緒に居られたので、
たくさんのことをしてあげられたとのことでした。
フォトウェディング以降のことを、携帯で撮影した画像を見せてもらいながら
楽しそうに話してくれました。
友人が飼っているわんちゃんと散歩をしたこと、
たくさんお母さんに会いに行ったこと、
最後までご自身の口から食事ができたこと、
最後はぽんかんが食べたいと言っていたこと。
どれも何気ないこと。
それを嬉しそうに話す友人をみて
親孝行とは何かと考えるきっかけになりました。
友人と話した後は
撮影の時に立ち会ってくださったご親族の方ともお話ができました。
おじ様が
「最後にドレス姿を見せられて安心したから長く一緒におれたんじゃないかな」
と言ってくださいました。
娘に大切な人ができ、
お母様が亡くなっても1人にならないという安心感が1番だったことでしょう。
お母様のお顔が微笑んでいるようでした。
親孝行とは
どこかに連れていってあげるとか
何かを買い与えるというわけじゃなく
子どもが元気でいること
幸せであること
それを親に伝えること
それが1番の親孝行ではないのでしょうか。
葬儀から帰ってきて
すぐに自分のお母さんに連絡をいれました。
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